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更新日:2022年7月6日
藤沢市は、首都東京から南西に約50km、神奈川県のほぼ中央に位置し、南は相模湾を望み、南北に約12km、東西に約6.5kmと南北に細い地形をしており、気候温暖、風光明媚な自然環境に恵まれた都市です。
また、JR東海道本線、小田急電鉄江ノ島線、江ノ島電鉄、湘南モノレール、相鉄いずみ野線、横浜市営地下鉄などが乗り入れ、交通の便にも恵まれています。
地勢は、北部は標高40~50mの相模野台地と高座丘陵及び河川からなる低地部、南部は海岸部の波状に続く湘南砂丘及び台地の一部と丘陵地から構成されています。
市域はほぼ境川と引地川の流域であり、横浜市との境を境川が、市のほぼ中央を引地川が南下し相模湾に注いでいます。
本市の下水道処理区域は、このような地勢を考慮し効率的な処理を行うため、南部処理区、東部処理区、相模川流域処理区の3処理区に分けています。
南部処理区は、主に市の南部・西部の区域(辻堂・鵠沼・片瀬・藤沢・明治・湘南大庭地区)の下水を引地川及び境川沿いに集め、ポンプ場を経由し、辻堂浄化センターで処理し相模湾へ放流している区域です。
また南部処理区は、一部の区域を除き汚水と雨水を一緒に流す「合流式下水道」を採用しています。大庭、片瀬、辻堂地区の一部については汚水と雨水を別々に流す「分流式下水道」を採用しています。
東部処理区は、主に市の東部・北部の区域(村岡・善行・六会・湘南台・長後地区)の下水を引地川・境川沿いに集めポンプ場を経由し、大清水浄化センターで処理し境川へ放流している区域です。
また東部処理区は、汚水と雨水を別々に流す「分流式下水道」を採用しています。
相模川流域処理区は、主に市の西北部の区域(遠藤・御所見地区)の下水を神奈川県が整備した下水道管に流し、柳島水再生センターで処理をしている区域です。
また相模川流域処理区は、分流式下水道を採用しています。
藤沢市下水道処理区域図
藤沢市の公共下水道は、生活環境の保全、公共用水域の水質保全、浸水の防除を目的として、昭和30年より事業を進めて来た結果、平成12年度末には、市街化区域(区画整理事業区域を除く)の汚水整備が概ね完了しました。
今後の事業内容としては、浸水対策として雨水管の整備及び市街化調整区域の汚水整備を順次進めています。さらに、合流式下水道区域における雨天時の浸水対策及び雨天時越流水による公共用水域への汚濁負荷の軽減に向け合流式下水道の改善を図っていきます。
また、浄化センターやポンプ場等の老朽化した施設を適正に機能させるため、施設の改築・更新を行うとともに、近年頻発する大規模地震に備え耐震化も推進しています。
藤沢市の下水道事業は、1951年(昭和26 年)から積極的に整備を行い、2020年(令和2年)度末における下水道処理人口普及率は、95.9%とほぼ全市域で使用できる状況に至っています。この間、下水道事業を取り巻く環境は大きく変化し、課題も多様化してきました。
本市では、それらの変化や課題に対応するため、2011年(平成23年)に20年間の事業の目指す方向や方針を示す「湘南ふじさわ下水道ビジョン」を策定しました。その後、アセットマネジメントへの取組を進めるとともに、効率的かつ効果的な事業運営に努めてきました。しかし、下水道事業を含む社会全般の動向に更なる大きな変化が現れてきています。特に、将来における人口減少や人口構造の変化、情報社会から超スマート社会への進展といった人々のくらしの基盤の変化など、これまでの事業の進め方に大きな変革が求められています。
また、環境側面においては地球温暖化対策の取組強化を、防災側面においては激甚化する災害への対応強化なども求められています。これらの課題や、これまで行ってきた取組、これからの下水道の役割及び、近年の国や社会の動向を踏まえ、本市下水道事業が未来の姿を支えるための新たに目指す方向や方針を示し、より効率的かつ効果的な下水道事業の推進を図るため、「湘南ふじさわ下水道ビジョン」を全面的に改定し、「ふじさわ下水道ビジョン」を策定しました。
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