0466-25-1111
窓口混雑状況
ここから本文です。
更新日:2024年4月23日
(市議会「環境・災害対策特別委員会」市長説明内容 2000年3月27日)
引地川におけるダイオキシン汚染の件について、ご説明いたします。
新聞、テレビ等で報道されておりますので、ご承知と思いますが、市内を流れる引地川の流水から高濃度のダイオキシンが検出され、その発生源追跡調査を実施した結果、株式会社荏原製作所藤沢工場からの排水であることが疑われたため、県と市が共同で同工場に立入調査を行いました。
その結果、発生源は同工場の敷地内にある焼却炉から出る排水であることが、ほぼ明らかになりました。そのため、当施設の排水を停止すると共に、焼却炉の運転を停止するよう直ちに指導を行いました。
25日9時30分に記者会見を行い、市民の皆様に汚染状況と対応をお知らせするとともに、私を本部長とする「引地川ダイオキシン汚染庁内対策本部」を設置して情報収集や市民からの問い合わせに対処してまいりました。
なお、本市の初動対応としましては、市職員による引地川周辺のパトロールをおこない、川遊びや魚釣りをしている市民の方々に状況を説明するとともに、ご協力をお願いしております。
現在、ダイオキシン類の調査につきましては、焼却炉からの排水停止後の水質を確認するため、昨日、富士見橋と稲荷雨水幹線出口水を採取し、現在、分析を急いでいるところでありまが、測定結果等が出次第、逐次市民の皆様にはお知らせしてまいります。
神奈川県には市から、付近の環境影響調査を広範囲に実施するよう、要請いたしました。
当然のこと、荏原製作所は自主的に解明調査をすることはもちろんですが、今後、市民の要望等をまとめ、要請してまいる考えでおります。
なお、荏原製作所への指導・市民対応・環境調査等につきましては、一体的な取り組みを進めると共に専門的な評価をするためにも、環境庁・県・市の構成による「引地川ダイオキシン汚染事件対応連絡調整会議」を設置しました。今後、この組織と本市の庁内対策本部との連絡を密にし、一日も早く安全宣言が出来るよう万全の対策を取ってまいります。
情報の発信元
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください