平成12年度ダイオキシン類調査結果について

1 調査内容

市内のダイオキシン類による汚染状況を把握するため、河川水(底質も含む)及び土壌環境中のダイオキシン類濃度の調査を実施しました。

調査方法は、「ダイオキシン類に係る水質調査マニュアル」「ダイオキシン類に係る底質調査マニュアル」及び「ダイオキシン類に係る土壌調査測定マニュアル」に基づき河川水及び底質については、平成12年10月27日、土壌については平成12年11月8日に採取しました。

2 調査結果

河川水：0.16～0.47pg-TEQ/L

底質：0.28～1.5pg-TEQ/g・dry

土壌：2.2～22pg-TEQ/g・dry

結果はコプラナーPCBを含めた値です。

詳細については、「平成12年度ダイオキシン類調査結果別紙」のとおりです。

3 まとめ

河川水は、各地点とも環境基準値（1pg-TEQ/L）を下回っています。

また、土壌中濃度も、各調査地点で環境基準値（1,000pg-TEQ/g・dry）を下回っています。底質につきましては、まだ環境基準が設定されていません。

参考：TEQ(毒性等量)：2,3,7,8-四塩化ジベンゾバラジオキシンの毒性に換算した量を表す。

pg(ピコグラム)：1兆分の1グラム

平成12年度ダイオキシン類調査結果別紙

河川・底質：採取日平成12年10月27日 土壌：採取日平成12年11月8日

1	諏訪上雨水幹線吐上流	0.25	1(底質)	諏訪上雨水幹線吐上流	1.5
2	諏訪下雨水幹線吐	0.25	2(底質)	俣野堰上流	0.86
3	中島雨水幹線吐	0.33	3(底質)	立石橋上流	0.34
4	上高倉雨水幹線吐	0.31	4(底質)	町屋橋上流	0.62
5	高倉雨水幹線吐	0.29	5(底質)	新屋敷橋	0.28
6	今田雨水1号幹線吐(今飯橋)	0.32
7	今田雨水2号幹線吐	0.24	番号	地点名(土壌)	ダイオキシン類
8	俣野堰上流	0.32	1(土壌)	一色公園	22
9	俣野橋	0.44	2(土壌)	善行公園	6.1
10	立石橋上流	0.29	3(土壌)	太洋公園	5.3
11	伊勢山辺雨水1号幹線吐	0.22	4(土壌)	天岳公園	2.2
12	大清水雨水幹線吐	0.16
13	御殿辺ポンプ場吐	0.2
14	白旗川	0.29
15	西富雨水幹線吐	0.22
16	滝川境川合流手前	0.26
17	弥勒寺雨水1号幹線吐	0.21
18	新屋敷橋	0.28
19	片瀬橋下流	0.45
20	町屋橋上流	0.43
21	小塚雨水幹線吐	0.4
22	神鋼橋下流右岸排水吐	0.3
23	川名東橋下流	0.32
24	村岡雨水1号幹線吐	0.23
25	不動川引地川合流手前	0.4
26	打戻川やなか橋	0.34
27	小出川追出橋	0.42
28	目久尻川道庵橋	0.31
29	目久尻川久保田橋	0.47

注1：水質・底質は検出下限値以上はそのままの値を用い、検出下限未満の数値は検出下限値の1/2(nd 1/2)とした。土壌は定量下限未満の数値は0とした。

注2：単位：水質(pg-TEQ/L)、底質(pg-TEQ/g・dry)、土壌(pg-TEQ/g・dry)

注3：水質環境基準は1pg-TEQ/L以下。底質環境基準値は設定されていない。土壌環境基準は1000pg-TEQ/g・dry以下（調査指針値250pg-TEQ/g・dry以上)

注4：1998年にWHO/IPCSから提案された毒性等価計数を用いて毒性等量を算出。

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