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更新日:2024年11月21日
原発性※の肺がんは、気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化した悪性の腫瘍です。
(画像提供:中皮腫・じん肺・アスベストセンター)
※2021 年12 月13 日時点の情報です
※原発性とは 他の部位(臓器)から肺に転移したものではないものを指します。これに対し、他の部位(臓器)からがんが始まって、肺に転移を起こしたものを「転移性肺がん」といいます。
肺がんは、喫煙などさまざまな原因で発生しますが、アスベストばく露は、肺がんの原因として大きく影響します。アスベストばく露から肺がん発症までの潜伏期間は15~ 40 年程度と⾧くなっており、アスベストの累積ばく露量が多いほど肺がんになる危険が高くなることが知られています。
(画像提供:中皮腫・じん肺・アスベストセンター)
※2021 年12 月13 日時点の情報です
肺がんには腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん、小細胞がんの4 種類の病理組織型がありますが、アスベストはすべての組織型の肺がんを引き起こす可能性があります。また、アスベストばく露が原因だからといって、喫煙やその他の要因で発症する原発性肺がんと治療方法に違いはなく、原因の違いによって、症状や治る・治りにくいといった差はありません。
浜見保育園園児アスベスト健康被害対策における肺がんの補償・給付認定の考え方については、 認定の考え方(原発性肺がん)(PDF:465KB)をご覧ください。
肺がんの主な症状は、風邪など一般的な呼吸器の病気にみられる、咳や痰(たん)、発熱、動悸、胸の痛み(胸痛)、息苦しさ(呼吸困難)などで、肺がん以外の呼吸器の病気と区別しにくいことがあります。肺がんのできた場所や大きさによって、ほとんど症状が出ないこともあります。
肺がんを診断するための検査については、まず胸部エックス線(X 線)写真と胸部CT 写真で、肺がんを疑います。肺がんの最終診断は病理診断(びょうりしんだん)が基本ですので、気管支鏡検査により組織の採取を行い(生検) 、病理医による病理検査報告書によって行うことが通常です。気管支鏡からは到達しにくいリンパ節他の肺がんの診断のために、超音波ガイド下経気管支針生検も行なわれています。
肺内の変化がわずかで、主に胸腔(きょうくう)に胸水がたまる形の肺がんの場合は、胸腔鏡による組織の生検や、胸水穿刺による細胞の採取(細胞診)で病理検査が行われる場合もあります。
(画像提供:中皮腫・じん肺・アスベストセンター)
浜見保育園園児アスベスト健康被害対策における肺がんの補償・給付の流れについては、 申請から認定までの流れをご確認ください。
肺がんについてのより詳細な内容については、次の外部リンクをご確認ください。
(外部リンク:特定非営利活動法人 日本肺癌学会)
(外部リンク:国立がん研究センターがん情報サービス)
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