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更新日:2016年5月31日
「待機児童の状況と解消に向けた取り組みについて」、ご説明いたします。
まず、待機児童の状況とこれまでの取り組みについてですが、平成27年度の取り組みとしまして、認可保育所の新設や再整備に伴う定員拡大及び小規模保育事業所の整備など、待機児童ゼロを目指した取り組みを進め、本年4月時点で昨年の4月と比較して、514名の定員拡大を図り、総定員数は6220名となりました。併せて、待機児童の受け皿となっている認可外保育施設の保育の質の向上を図るため、藤沢型認定保育施設制度の見直しも行いました。
その結果、平成28年4月1日現在の待機児童数は55人となりました。昨年同期の83人と比べ、28人減少しましたが、目標としていた待機児童ゼロを達成することはできませんでした。
就学前児童数がほぼ横ばいで推移している中で、利用申込者数が昨年より426人増加したことが、待機児童がゼロとならなかった大きな要因と考えております。なお、保育の需要は低年齢児を中心に増加しており、就学前児童数に対する利用申込者数の割合は、昨年よりも2.0ポイント上昇し、29.9パーセントとなりました。
1ページの下段の表については、就学前児童数並びに保育所等の利用申込者数から保育所利用児童数を差し引いた保留児童数、そして保留児童数から、藤沢型認定保育室利用者など④から⑧までを除外した待機児童数の状況を表したもので、待機児童数55人のうち、3歳未満が50人と大半を占めています。
次に、2ページにお移りいただきまして、「2 待機児童の解消と将来の保育需要に対応するための取り組みについて」ですが、3歳未満の待機児童のすべてが1・2歳児であり、その受け入れ枠の確保が重要な課題となっております。今年度につきましては、資料に記載のとおりのさまざまな取り組みを進め、これまでと同様に保育の質を落とすことなく、待機児童の解消と将来の保育需要に対応していきたいと考えています。
まず、現在進めている保育所整備において、認可保育所6園の新設整備や既存保育所1園の再整備により、平成29年4月までに、3歳未満児192名を含む計456名の定員拡大を図ってまいります。また、増加している3歳未満児の保育需要に対応するため、現在、小規模保育事業所の新設整備として、保育従事者が全員有資格者である小規模保育事業A型の設置運営事業者10園を公募しているところです。
次に、幼稚園における預かり保育の長時間化等の推進や、本市初となる幼稚園の「認定こども園」への移行に向けた支援については、引き続き事業者との協議・調整等を行い、支援をしていきます。
さらに、保護者の個別ニーズに対応した教育・保育施設等の情報提供を行う利用者支援事業の充実も重要であり、今年度から、新たに辻堂及び六会子育て支援センターに配置した正規職員の保育士がいつでも相談に応じる体制整備を図りました。
最後に、国において、本年3月に「待機児童解消に向けて緊急的に対応する施策について」が、また、4月には、その対応方針が公表されました。
今回の対応方針の対象市町村に本市も含まれていますので、これまでの取り組みに加え、新たな取り組みについても検討を進めていきます。
おかげさまで、藤沢市は人口も増加しており、湘南の元気都市としての地位を不動のものとしつつあります。今後も、子育て支援を市政の重点課題として捉え、認可保育所の整備や小規模保育事業所の新設などを進めることにより、保育の質の向上はもとより、待機児童解消と将来の保育需要に対応するためのさらなる取り組みを進めてまいりたいと考えています。
子育て企画課(内線3814)
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