0466-25-1111
窓口混雑状況
ここから本文です。
更新日:2016年8月26日
先日、閉会いたしました、リオデジャネイロで開催された、第31回オリンピック競技大会の視察報告をさせていただきます。
私と東京オリンピック・パラリンピック開催準備室職員3名で、8月15日月曜日から8月20日土曜日までの6日間、第31回オリンピック競技大会の視察のため、ブラジル連邦共和国のリオデジャネイロへ行ってまいりました。
視察内容としては、大きく分けて3点です。1点目は、ボランティアを中心とした市民参加の状況でございます。2点目に、東京2020大会セーリング競技は、真夏のトップシーズンでの大会ということで、市民生活へどのような影響があるかの状況調査でございます。最後に3点目は、本市が担う緊急時への対応状況調査でございます。
まず1点目のボランティアについては、大会組織委員会が管理・運営する「大会ボランティア」と、開催都市が管理・運営する「都市ボランティア」の2種類がございます。記者会見資料4ページの左の写真が大会ボランティアで、右の写真が都市ボランティアの方々です。視覚的なものとしては、ユニフォームを揃えており、大会ボランティアは、黄色・黄緑・赤・水色の4色、都市ボランティアは濃紺のポロシャツを着用しており、一目でボランティアであることが確認できました。記者会見資料5ページ写真は、大会ボランティアの方々です。
記者会見資料6ページの写真は、都市ボランティアの方々です。左の写真は、セーリング競技会場の最寄りの地下鉄駅である「カテーテ」駅で案内をするボランティアの方、右の写真は、パブリックビューイング会場で道案内をしているボランティアの方です。
市内には、パブリックビューイングやオフィシャルストアであるメガストアがあり、市民の方々や観光客で賑わっておりました。これも一つの市民参加であると思います。
続きまして、2点目の市民生活への影響状況でございます。道路ですが、私が宿泊したコパガバーナのホテルからセーリング会場まで、通常であれば10分程度のところ、今回は25分程度の時間がかかりました。また、選手村などがあるバッハ地区には、通常40分程度のところ、70分かかりました。記者会見資料8ページの写真は、その渋滞状況です。
車道には、選手や関係者のためのオリンピックレーンが設けられておりました。また、一般車道については、オリンピック期間中、交通規制が実施されていました。
会場周辺にお住いの方には、許可証が発行されており、規制内に進入が可能となっていました。
公共交通機関は、いろいろなものがありましたが、記者会見資料10ページの写真は、BRTという、専用レーンを走るバスです。これは、駅と会場を結ぶ交通機関であり、観戦チケットを持っている人だけが乗車できるものでした。
記者会見資料11ページの写真は、セーリング競技会場までの通路です。階段や段差がありまして、車いすなどでの通行は、ちょっと厳しいと思われる場所もありました。バリアフリーについても、今後しっかりと対応してまいりたいと考えております。
記者会見資料12ページの写真は、セーリング競技会場までの案内看板です。ポルトガル語と英語の表記だけでした。
リオデジャネイロ市内は、様々な形でオリンピックを盛り上げておりました。
記者会見資料13ページの左下の写真は、デジタルサイネージですが、各国のメダル獲得数が随時、更新されていました。
ごみの関係ですが、ごみ箱は、かなりの数が配置されており、分別するようになっていました。しかし、市内のごみは、分別されているところと、そうでないところがありました。
たばこ関係につきましては、ブラジルでは、禁煙法が施行されており、飲食店なども含めた屋内では、喫煙を全面的に禁止しています。
記者会見資料15ページの左の写真は、禁煙である旨を示す看板の写真です。
セーリング競技会場内についても、屋内は禁煙でしたが、屋外には喫煙場所や灰皿が設置してありました。たばこ対策に関しましても、今後、検討を進めてまいりたいと考えております。
続いて、本市が担う緊急時の対応についてです。
セーリング競技会場への入り口は、軍関係者による金属探知と荷物検査がおこなわれておりました。
警備については、会場内外を問わず、至る所に小銃を持った警察官などが配置され、テロや窃盗犯罪などに対する厳戒態勢をとっていました。同じく、海の上の警備は、海軍や連邦警察による警戒が行われておりました。
セーリング競技会場内には、選手用と観客用の救急車が別々の場所に配備されていました。今回の視察では、立ち入り禁止区域となっているセキュリティラインの中に、研修の一環として、入ることができましたので、警備関係の様子などを確認することができました。
続きまして、セーリング競技会場のその他の状況についてです。リオのセーリング競技会場は、非常に広くて、江の島の倍ほどに感じられました。その中に、運営エリアやコンテナヤードなどが、余裕をもって配置されていました。観客席前には、大型ビジョンや物販店舗があり、観客は、大いに盛り上がっていました。また、撮影用のヘリコプターが海上付近まで飛んできておりました。
会場内には、参加国の国旗が掲げられていました。今回は66カ国が参加しています。観客席は、砂浜に設けられておりました。
記者会見資料23ページの写真は表彰式の様子です。表彰式は、観客席近くの仮設ステージで行われており、フランス語・英語・ポルトガル語のアナウンスが流れていました。
続いて、事前キャンプ誘致活動と藤沢市のPR活動についてでございます。現地では、「KANAGAWA PRDAY」と称した、事前キャンプ誘致活動と、セーリング競技関係者に向けた説明会を、神奈川県と連携して行ってきました。
記者会見資料25ページは神奈川PR DAYの写真です。私が自ら、藤沢市の魅力を伝えてまいりました。当日は、14団体、約30名の方が参加されました。
続いて、セーリング競技関係者に向けた説明会です。藤沢市の観光情報や宿泊施設などを紹介いたしました。リオ大会が終わると、江の島での練習を始める国が多くなると思われます。参加した約60名のセーリング競技団体の方々は、熱心に説明を聞いておりました。
毎年、江の島でノルウェーフレンドシップレースが開催されていることから、ノルウェー国セーリングチームの方と、会場でお会いすることができるよう事前に依頼し、当日は「アントン・ガロッテ」コーチと意見交換を行いました。
続いて、現地で要人の方々と面会させていただきましたので、ご紹介させていただきます。まず、在ブラジル連邦共和国日本大使館の特命全権大使の梅田様と、在リオデジャネイロ日本総領事館総領事の山元様です。
お二人とは、現地事情やオリンピックに関する情報交換をしました。
次に、在リオデジャネイロ日本商工会議所の旭(あさひ)会頭と浜野副会頭、山崎副会頭です。現地での経済情勢やオリンピックに関する意見交換を行いました。
続いて、リトアニアオリンピック委員会との面会です。
リトアニアは、平塚市と事前キャンプに関する取り組みを進めています。本市としては、近隣市として、セーリング競技の練習などを呼びかけてきました。
現地では、藤沢市ゆかりの選手を応援してきました。
土居兄妹、続いて470級の吉田・吉岡選手です。現地でもレース前の両選手を激励させていただきました。
470級につきましては、レースの観戦もいたしました。吉田・吉岡ペアがメダルレース(決勝戦)に出場し、惜しくもメダルには届きませんでしたが、5位入賞と、すばらしい成績を挙げられました。
最後に、市民報告会について、ご案内させていただきます。10月中旬以降の予定ですが、市内17団体で構成されている「未来につなぐ東京オリンピック・パラリンピック藤沢市支援委員会」の主催において、市民の皆様に報告会を開催する予定です。報告会では、オリンピック出場選手に参加していただき、リオオリンピックの話などもしていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
東京オリンピック・パラリンピック開催準備室(内線6312)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
情報の発信元
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください